毎月、久保田泰隆から届く、写真のお便り。
歌や詞の生まれた和歌山の自然の在る様や街並みが、きっと何か語りかけてくれるでしょう。
2010年5月
持松寺の 本堂
仏教寺院において、本尊仏を安置する建物の呼称。
持松寺の本堂は、その200年の歴史をうかがわせる佇まい。古代ヨーロッパから伝承されたとされる「紫=高貴な色」という考えは、日本では聖徳太子の時代に「最高位」と位置づけられたと言われています。日本の歴史建造物に多く見られる紫色と金色の色使いが、持松寺本堂にもみることができます。
2010年4月
200年続く持松寺の三門
三門とは三解脱門の意とされる。本堂を涅槃(ねはん)に擬し、そこに入るために通る空・無相・無願の三解脱門を寺院の門に擬したもの。
江戸の時代から続く、日本の神社仏閣は各地に在りますが、持松寺もまた地域の人々の生活の中に生き続けるお寺です。